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【各キャラの裏設定】

[ティル]
一応この物語の主人公は彼女だし、それこそ初期は主人公らしい活躍もしていたのだが、
設定を追加するにつれタチアナやアシュトンの方が活躍が多くなり、相対的に彼女はあまり主人公っぽく無くなってしまった。
ちなみにこの物語は主人公が創造主なら最強なんじゃ?という思いから作られたものなので、彼女が創造主なのは最初から決まっていた。
また、彼女の世界創造はあくまで「元からあった星を人類が住めるように創り変えた」というもの。

なので本当に0の状態から新しい星を創ったというわけではない。​

[タチアナ]
初期設定ではティアナの闇の人格でティル達と敵対する存在だった。彼女が邪神として出てきたのはその名残でもある。
でも闇の人格だとありきたりな気がしたので、善良な性格にして邪神は何者かに乗っ取られて行動したということにした。
まあそれはそれで別の意味でありきたりになってしまったけど…。
ちなみに彼女がノアであることは最後の最後で決まった設定。
ストーリーを書いているうちにアシュトンばかりが目立ってしまったので他のキャラも目立たせたいとなり、彼女に白羽の矢が立った。
ただ[A]の持ち主に一部の力を与えたことや人工人格になったことに伴う制限により、全盛期のノアよりは力が衰えている。
まあこれでもあくまで普段の彼女は力をセーブしているらしい。

[アシュトン]
多分初期設定から一番変わった人。当初はティアナの夫という設定は無かったし、なんなら1stで出番が終わる予定だった。
しかし、物語の特性上ティアナは既婚者でなければならず(子孫がいるため)、夫の設定に悩んでいた結果彼を再び引っ張り出してくることにした。
ただ、ティアナの夫という設定を付け加えた影響で「これ半端な設定だと主人公に思い入れがある人から反撃くらうな…」と思い、設定もりもりになった。
そのせいでティルより目立つ存在になったのは否めないが。

[ヨランダ]
最終メンバーの中でも影薄いな、なんなら途中で離脱するリーゼとかベルントとかの方が設定濃いよな…となったキャラ。
彼女はゲーネズィス家の末裔で普通に頭もいいんだけれど、如何せん他の最終メンバーがティアナとアシュトンで語る内容も多かったから結果として影が薄くなってしまった。

プレイした人の中には恐らく「何故リーゼが途中で離脱するのか」と思っただろう。
最終メンバーがリーゼじゃなくて彼女になった理由は色々あるけれど、一番の理由は「最終メンバーは各節で敵対した人達で固めたい」という思いから。
当初は1stのラスボスがヨランダとアシュトンだった(最後のエルマーのくだりがなかった)ため、ティル以外は各節のラスボスという今より異質なパーティーになっていた。

[リーゼ]
彼女は当初ベルントとイーナの母親というだけでティアナの部下や不老不死の設定は無かった。
しかし、物語を作っていくにつれ彼女をティアナの部下にしたら面白いと考え、そのつじつま合わせで(ティアナの部下とベルントの母親を両立しようとすると数百年生きないといけないので)不老不死の設定も追加された。

[イザベル、ドーリス、フローラ]
彼女たちは割と影が薄く、True Endの時に出てきても「そういえばいたな…」ぐらいになった人もいるかもしれない。
一応彼女達との交流をもっと掘り下げる案もあったが、彼女たちは亡くなるのが決まっていたのであまり思い入れがあっても困るな…となったのと、その部分を入れてもあまり物語の本質とは関係ない話になりそうだったので削除した。

正直ネタバレなしのキャラクター欄がティルだけだと寂しい、でもティル以外の誰を書いてもネタバレになってしまうから彼女たちが生まれたというのが真実だったりする。

ただ思い入れが全く無いわけではなく、次回作があるとするなら彼女たちが主役の物語を作ろうとは思っている…が、いつ出来るかは現状不明。

[ベルント]
彼がホッフヌング系の末裔兼アップシートのリーダーであることは当初から決まっていた。
アップシートの目的(あえて封印を解除して邪神を完全に撃破すること)も当初から決まっていた。
ただ、当初の性格は普通にしっかり者だったのだが、それだとアシュトンとの差別化が難しそうだったので、
「基本優しめで自分なりの正義はあまり持っていないが、重要な決断をする時だけは覚悟を決める」…といった性格になった。

[イーナ]
彼女は当初優しい性格だったのだが、ティルが元々優しい性格なのとベルントも優しい性格になったため、その対比として彼女はしっかり者の性格になった。
ベルントとイーナは優しめでふわふわしている兄としっかり者の妹という対比のイメージ。

[エリーゼ]
他のキャラの裏設定を見た人なら分かるだろうが、様々なキャラが初期から設定が変更されている。
そんな中、彼女は初期から変わっていない。本当に変わっていない。

なのでここに書くことも特にない。

[ヴェラ]
アンドロイド…すなわち人工的に作られた存在であることは最初から決まっていた。
これには彼女達の両親(ラーヒルとスヴェン)の物語が深く関わっているのだが、その物語は語ろうとするともう一つゲームが出来る(というか実際ある)レベルなので作中ではカット。

-操作キャラ以外-
※ネームドキャラを全員掲載しているわけではありません。一部だけです。
また、中には「この人何だっけ?」となる人もいそうなので、裏設定の前にそのキャラについても簡単に書いています。

[エルマー]
ヨランダの父親にして1stのラスボス。実はラスボスといってもビアンカの悪意を受けただけの善人だったりする。
彼自身は浮遊大陸に憧れてClock世界を創っただけの真っ当な人物だった。
そんな人物が悪意に付け込まれたせいでいきなり世界をぶっ壊そうと言うものだから、娘であるヨランダは相当驚いた。
そしてその隙を付け込み洗脳した…という流れになっている。
ちなみに彼が戦闘中人間じゃない姿になっていたのは、クリーゼ家の暴走と同じ仕組みである。
(ゲーネズィス家にもわずかだが暴走成分が含まれており、普段は抑制成分の方が強いため暴走なんてしないのだが、それがビアンカの悪意により増幅して暴走したという仕組み。)
彼が亡くなったのは、暴走により生命の限界を超えてしまったため。
実はクリーゼ家の暴走はこんなところにも影響を与えていた。

[ビアンカ]
ティルの母親にしてラスボス。人間に対する復讐に魂を燃やしていた。
彼女が人類から受けた仕打ちは想像を絶するものだったが、作中でそれに関して詳しく記すことはしていない。
何故ならこの物語は「復讐は悪」という基盤の元成り立っているからである。
(ちなみに過去にクリーゼ家がゲーネズィス家との戦争に敗北した後、彼らがゲーネズィス家に復讐していないのは、クリーゼ家が元々経済的に豊かというのもあるが、復讐が悪という物語なので復讐すると彼らが悪になってしまうからである。)
まあそうしたせいで彼女の人類を滅ぼそうとする動機が薄いようにも見えてしまったのは反省点としてある。

[アダムズ]
[A]の持ち主の1人目にして難易度変更の館の前の主(今の主はアデーレ)。
そしてタイムトラベル中の空間の中で話しかけてくる人。
彼は作中でも1,2を争うくらい謎めいた存在にしたいと思った。
ちなみに作中ではアダムズの功績にあやかってClock世界にある村が「アダムズの村」と名付けられたという設定になっているのだが、実は「アダムズの村」の方が先に決まっていて、「折角だし村の名前の由来になったキャラクターも出そうかな?」と考えた経緯がある。

[エティレラーズ]
アダムズの方を見た人なら分かると思うが、彼女も「エティレの町」という名前が先に決まっててキャラクターが後で決まった。
リティーシャという名字もリティ村とリシャリゾートホテルの名前が先に決まって、後にくっつけたのが真相。
ちなみに勘のいい人物なら「シーリアの街」の由来になった「シーリア」という人物もいると思うだろう。
実際正解であり、作中には出てこなかったがシーリアは彼女の妹である。

[アルカ]
[A]の持ち主の2人目。そしてこの物語における裏ボス。
暴走して敵対することになったが、決して根っからの悪というわけではない。
ちなみに仮に彼女とディルスの結婚を阻止した場合、クリーゼ家の暴走はなくなることになる。
しかし、同時にディルスとゼノリアが結婚することになるので、ゲーネズィス家の家系図が変わりティルが産まれなくなる。
そしてティルが産まれなくなるとヴァールハイト世界も創造されなくなる。
もしかしたらティルと同じ志を持つものが現れて、ヴァールハイト世界のような世界が創造されるかもしれないが、どちらにしろ未来は大きく変わるだろう。

[ディルス]
アルカと共に塔を上ったクリーゼ家の人物。
彼とアルカが結婚し、クリーゼ家にアルカの家系の血が流れることになった。
作中では描写されていないが、彼は過去に相当なやらかしをしている。
そのため頂上の決戦で「こんな俺がいう資格なんてないが…」と言っていた。

[ゼノリア]
アルカと共に塔を上ったゲーネズィス家の人物。
彼女はアルカの血を分け与えて貰った上、アルカの家系の「変身」と呼ばれる秘策を「コピー」と呼ばれる秘策で受け継ぎ、
後のゲーネズィス家の基盤を作った。
実は当初は変身は秘策でもなんでもなかった(術式を理解すれば誰でも使えるものだった)が、やっぱり変身を特別なものにしたいと思って秘策(=血縁が関わるもの)にした。
 

[アデーレ]
スヴェンの姉にして、難易度変更の館の主。そして[A]の持ち主の3人目。
ちなみに[A]の持ち主の中でもアデーレは珍しく「大人になるまで自分は普通で、記憶云々については不治の病だと思っていたけれど、あることがきっかけで[A]の持ち主に気づいた」パターンだったりする。

また、彼女は宿命を受け入れている側でもある。弟であるスヴェンが犠牲になることを割とすんなり受け入れていた。

(…が、あまり話さず弟に永遠の別れを告げたことは後悔していた模様。)

[ラーヒル]
スヴェンの妻にしてエリーゼとヴェラの母。
基本的にティルと同じく優しい性格なのだが、
彼女の場合ショックを受けた場合感情が暴走してしまうことが多く、
結果としてエリーゼの回想シーンみたいになってしまった。

宿命は否定する側。夫であるスヴェンが犠牲になることを最後まで拒んだ。

ちなみにヴェラの部分でも触れたが、実は彼女が主人公の物語がある。

あるのだが、いかんせん3DS(RPGツクールフェス)で作ったゲームなので今はプレイ出来ない。

機会があればこれもリメイクしてPC版で出したいところだが、果たしていつになるやら…。

[スヴェン]
ラーヒルの夫にしてエリーゼとヴェラの父、そしてアデーレの弟。
一応性格的にはアシュトンとベルントを足して2で割った感じ。
ベルントよりはしっかりしているけれどアシュトンほどしっかりし過ぎてない。
そしてこれは彼らにも共通することだが、しっかりと自分の宿命を理解している。
ただ、アシュトンとベルントはその宿命から抗う選択肢をとったが、スヴェンは宿命を受け入れたという違いもある。

[ノア]
ティアナと相対する程の類まれなる天才と呼称される人物。
この世界では多大な功績を残した人は「神」と呼ばれる(だからティアナは女神と呼ばれていた)のだが、
彼女はその呼び名を嫌い「天才」と呼ばれることを欲した。
(彼女曰く「天才はまだ人間のことを指しているけれど、神は完全に人間とは別の存在だから」らしい。)
別の裏設定でも触れたが、タチアナと同一人物。
タチアナはノアとしての記憶とタチアナとしての記憶を両方保持している。
彼女の設定が出来たのは一番最後。
「ティアナがずっと最強みたいな扱いをされているけれど、実際には過去にもっと凄い人がいたという設定でも面白いのでは?」という構想から生まれた。
まあ、その後に彼女とタチアナが同一人物という設定が出来たから結局ティアナの最強は揺るがなかったけれど…。

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